製薬会社MRは不要か?

今思うとやはり
2012年以降接遇が禁止された影響は大きかったのだな、
と思います。

どのような影響が出たか?

当時社内でMRから挙がった声としては、

「得意先との人間関係構築に時間がかかる(または出来ない)」
「売り上げが下がった」
「面会効率が格段に下がった」

などなど、まあネガティブな声がありました。

こういう事を言って思考停止している人に対しては
「俺はあまりいい仕事していなかった」、と反省して欲しいのもあります。

落ち込むビジネスマン

ただ、嫌な医者を担当していたんのだとすれば、

「今までシンドかっただろうなあ」、という憐れみの目と、
「これから楽になるからいいじゃん」
となぜ楽天的になれないのか不思議な気持ちもしますが。

さて、特に「面会してくれなくなった」という意見は、
MR不要論に直結しているわけです。

panicked businessman

そもそも接遇禁止になるまで医師が面会してくれた理由を考えた事はありますか?

私はあります。

”人間関係が構築されていたから、
製品を処方しているから、安全性情報があれば知っておきたい、今処方している薬で問題があるから、新しい選択肢を考えている…”

私は接遇を非難していません。

自社の製品を紹介するには最低限の人間関係は必要で、
その人間関係を構築するにあたって、接遇は時間的短縮を可能にしてくれる。

これは間違いありません。

ただ、これだけだと医師からすれば接遇が禁止されれば、
それが理由で薬を使っていたんだらから、

「もう使わなくてもいいでしょ」

となるのは必然です。

MRが恨み節を念じるのはお門違いですよね。

私も以前の担当Drで最近面会が厳しくなった医師に偶然講演会でお会いした際に、

「いやね、医薬品の情報は欲しいんだよ。
たださ、MRさんに面会したら1社5〜10分の5社で30分以上時間使うわけじゃない?
その30分でくだらない話したり、アンケート答えさせられるくらいなら一人でも多く患者さんを診たいワケよ、こっちは」

と言われました。

医師は決してMRが不要と言っているワケではないんです。

「情報を持っていないMRは来ないでくれ」

The serious doctor. It is isolated on a white background.

と言っているだけです。

もう一度言います。

「決してMRは要らない!」

とは言っていません。

困惑した表情の医師

もしあなたが

「接遇が出来無くなって、処方が止まった」

のならその程度の人間関係でしかなかったのと、
その程度の倫理観の欠如した医師であったと分かって良かったのではないでしょうか。

そういう倫理観が欠如した医師の元に大きな市場があることは分かります。

ただしっかりとした情報提供でも面会ができなかったのなら、

・情報がヒットしていなかったのでは?
・生理的に嫌われている

などいま一度振り返って理由を探ってみましょうね。